滞在115日。8月7日(木)の午前8時40分。
最近どうも,すねの外側の筋肉と,足の甲の(やや外側の)筋肉が痛い。そう思っていたら,ちょうど昨日スティーブが,痛みについて話していた。
尾てい骨を中心に全身のバランスを取ろうとすると,自然に力が入るのは太もものところだ。だから,稽古を始めたばかりのころは,太ももが筋肉痛になることがある。逆に,太極拳を始めて,太ももが全然痛くならないのなら,それは尾てい骨に体重がちゃんと載っていない証拠とも言える。稽古を重ねれば次第に筋肉痛はなくなる。
ここで,膝が痛まるようならば,それはバランスが悪い証拠であって,良くないし,身体にも悪い。だから,どこが痛いかによって,自分のバランスの悪さを知ることができる。バランスよく尾てい骨に載った立ち方・動き方をすれば,痛みが集まるところはない。
さて,それで,ちょうど良い機会だと思ったら,このところ,どうもすねと足の甲が痛いんだ,とスティーブに聞いてみた。空手の稽古ではこんな風に痛くならない。だから,これは太極拳の稽古に原因があることは確かな気がするからだ。
スティーブの答えは,すねの痛みに関しては,太極拳を練っていて姿勢が前傾しているとそうなることがある,と言っていた。だからすねの痛みというのはしばしば太極拳家に経験されることなのだ。一方,足の甲は分からない,と。ただ,足の甲については,すねの痛みと連動している。要は,両方ともつま先を立てるときに使う筋肉なのである。それから,Shintaroは,空手スタイルのせいか,ややスタンスが広いね,と言っていた。
ちなみに,空手の師である小林先生からも,僕のスタンスはやや広すぎると,よくご指摘いただく。自分ではそんなに広いつもりはないんだけれど,自然とそうなるのかもしれない。
そこで早速,今朝の自宅稽古で,スタンスをいつもより狭くするよう意識してやってみた。つまり,腰を落としすぎないように。うん。確かにこうすると,すねと甲への負担は少ない。
腰の低い,スタンスの広い状態で,バランスを保とうとする余り,無理にすねが前傾した形(すねと甲が近づいた鋭角な形)で筋肉を使っていたから,ここの部分が痛くなった可能性が高い。状態としては,ずっと力を込めてつま先を鋭角に立てているような感じになる。これでは筋肉痛になるのもおかしくない。
痛みは,自分の身体のアンバランスなところを教えてくれる。
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