7/17/2014

ラハイナヌーン

滞在94日目。7月17日(木)の午前4時。

昨日は,ラハイナヌーン,であった。太陽は正午にちょうど一番上に上るわけだが,ラハイナヌーンとは,その太陽がお昼に「真上」に来る。そのため,まっすぐに立っているものには,影ができないという現象,というかそういう時間帯のこと。

ネットで検索すると,ラハイナ(lahaina)の,laが太陽,hainaが灼熱,ということらしくて,要するに「灼熱の太陽が降り注ぐ正午」という意味。北回帰線と南回帰線の間にある国々では,年に2回起こる。ハワイはちょうど北回帰線に近いところにあるので,春と夏に2回起こる。で,今回は夏の方。というのも,春の方(5月26日)をついうっかり見逃したので,今回はちゃんと日程と時間を頭に入れていた。

7月16日12時37分。

大きな建物だとか電柱だとか樹木だとちょっと分かりづらいけれど,例えば,消火栓だとか交通標識だとかだと,そんなに大きくないので,そういう物体の影を見ると,おおなるほど真上に太陽が来ている,というのが分かる。確かに,影がない!奇妙である。

ちょうど昨日は太極拳の稽古が直後にあったので,若干興奮して,スティーブに,今日は何の日か知っていますか,ラハイナヌーンですよ,太陽が頭の真上から注いでますよ,影がありませんよ,と話したけれど,ふうん,ああそう,というつれないリアクションだった。

まぁ,ハワイ生まれの人にとっては,こんなこと,生まれてからずっと当たり前のことだから,珍しくもなんともないわけだな。赤道に近いから,年がら年中,ほぼ頭の上を太陽が通っているので,今日は正午にちょうど真上に来る日だとしても,普段と大差なく(実際,ほら影がないよと言われてみないと気がつかない程度),ましてや毎年春と夏にそうなるわけで,何十年もハワイに暮らすローカルにとっては,まぁ,ホント,どうでもよいことなわけである。納得。

でも,ほんとに真上に来るのはわずかな時間である。そんなに長い間,影がないわけではない。地球はだから,結構速く,動いている。

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