7/22/2014

続・ギックリ腰

滞在99日目。7月22日(火)の午前3時40分。

ぎっくり腰もだいぶ回復し,歩けるようになったので,太極拳の稽古に参加した。走れないし腰をかがめないけれど,ゆっくり練る太極拳なら問題ないだろうと踏み,一応,スティーブには稽古の前に事情を説明して,稽古した。

良い。

普段から腰(尾てい骨)を意識するように言われているけれど,それ以上に意識しながら練ることができた気がする。腰が痛いので,これ以上痛めないよう,否が応でも意識が行く。その上で,手足の4点をどう動かすかに全神経を注ぐ。

昨日また,身体感覚の表現として面白い言い方をしていた。手の指先から足のつま先までをつなぐ感じだ,と。なるほど。尾てい骨を中心に(尾てい骨を介して),手から足までの感覚をつなげる。これは,以前に言っていた,尾てい骨を中心に手足の4点を意識する,というのと同じだ。

それから,よくよく言っていたのが,やはり,無理な力を使おうとしない,ということ。蹴りも,足先で蹴るのではなくて,膝で蹴る,と言っていた。もちろん蹴りは膝で蹴ることは空手も同じ。ただ,足先(足首)に力を入れようとすると,必然,足全体に力が入る。だから,膝を使って,足先はリラックスして蹴ると良いと言っていた。足首を柔らかく。

いやしかし,どこか身体が痛いと,そこに意識が行き続ける。痛みは無論,無い方が良いし,慢性的な痛みは辛い。ただ,こうした痛みは,たしかにマインドフルネスの対象に持ってこいであることは間違いない。痛い痛い嫌だ辛い大変だどうしよう最悪だもうダメだ,ではなく,痛い身体に気づきただ痛いことを痛いと観察する。嫌だ辛い大変だどうしよう最悪だもうダメだは,思考,すなわち単なる脳の分泌物であり,ここのところを区別して,そういう思考に引っ張られない。ただ痛みとともに在り続ける。

うん。痛い。確かにまだ腰が痛い。

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