7/27/2014

武縁

滞在104日目。7月27日(日)の午前4時30分。

来週にはもう8月である。ホノルルもあと3週間ぐらい。あっという間な気もするし,また,ずいぶん長くいるような気もする。

ギックリ腰はだいぶ良くなった。しかし,回復に1週間以上もかかるのかと思うと,ギックリ腰をなめてはいけない。これでもたぶん,軽症の方だろう。全く動けなかったのは翌日までだったから。

腰をかばって動いていたら,右足の踵の後ろを痛めてしまった。アキレス腱の付け根のような気がする。背中全体もやや痛い。寝返りが打ちにくいからだろう。

残り3週間,スティーブが別のところで教えている太極拳クラスに参加させていただくことになった。そこには,合気道七段で自らの道場も開いている,Dr. Donald Enokiという方がおられる。スティーブの話の中にときどき出てくる人。現在75歳。教育学が専門の大学の先生だったようで,スティーブは是非僕に会わせたいと言ってくれた。

これもまた武縁である。

ネットで検索してみると,Dr. Enokiの合気道はおそらく,心身統一合氣道である。ご覧の通り,心身統一系は,「あいき」の「き」の字が「気」でなくて「氣」というところが特徴。Dr. Enokiの道場もそうだったので,たぶんそうではないかといろいろと辿っていったら,やっぱりそうだった。

合気道にもいろいろと流派があって,一応,本家本元の本流は「合気会」である。合気道創始者の植芝盛平の曾孫の植芝守央先生が現在の道主。これが普通一般の合気道的合気道。会員の規模も一番大きいのではないかと思う。これに次ぐのが,塩田剛三先生が分派した,「養神館合気道(養神会)」で,この養神館系の道場も多い。この二つに比べておそらく規模は小さいけれど有名どころでは他に,乱取り組手をやる「昭道館合気道(富木流,合気道協会)」というのもある。そしてもう一つが「心身統一合氣道」である。

心身統一合氣道会は,藤平光一という人が分派した会で,「氣」の字にこだわっている通り,「氣」を重視している(らしい)。実際のところ,僕はよく知らない。合気会の合気道は少し体験したことがあるし,養神館の本や動画も何度か見たことがあるので,だいたいイメージはあるけれど,この心身統一系はよく分からない。「氣」を重視ってのは,どういうことなんだろう。

だから,Dr. Enokiに会うのが楽しみである。

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