7/03/2014

ポリネシアン・カルチュラル・センター

滞在80日目。7月3日(木)の午前9時。

昨日は,ポリネシアン・カルチュラル・センターに行ってきた。ポリネシアとは,ハワイ,ニュージーランド,イースターの三角形を結ぶ海域のことで,この中に6つの国がある。サモア,アオテアロア(ニュージーランド),トンガ,フィジー,タヒチ,そしてハワイ。

各国が村のようにまとまって6箇所に別れていて,各国(村)ごとに,体験をしたりショーを見たりすることができる。ディナーと夜のショーも予約して,観覧してきた。ポリネシア文化を学びながら,子どもも大人も一日楽しく遊べる,なかなか良いところだ。どうも今年で開設50周年の様子。長く続いているのもよく分かる。

このポリネシアン・カルチュラル・センターは,ブリガムヤング大学ハワイ校とピッタリ横に並んで建てられている。センターの各種バイトは,ブリガムヤング大学の学生がやっている。センターの収益の一部はブリガムヤング大学の教育にも役立てられている(らしい)。ブリガムヤング大学はモルモン教の大学だ。モルモン教はお酒は禁止。センターのディナーではアルコールは出ない。最後のショーも,ポリネシアに宣教師が来て布教するわけだが,その服装がどうもモルモン教。センター内も,宣教師の家,みたいなところもある。なんだこのモルモン教プッシュは。

まぁ,お察しの通り,このセンター,どうもモルモン教が経営していて,要するに横に並んでいるブリガムヤング大学と同じ母体ということなのね。この,大学とセンターがあるライエという街自体が,モルモン教の街,ということである。

で,ライエ。とてもきれいな街。中央にはフードランドというスーパーとともにモールもあって,潤っている感じ。隣の町のカフクは,まぁ結構,寂れているというか情緒豊かというか,古くからある街でなかなか味がある一方,このライエは建物もキレイにペンキが塗られていて,道もキレイに舗装されていて,裕福な印象を与える。大学とセンターがあり,主にはそこの関係者(=モルモン教)が住んでいるということか。なお,ブリガムキング大学は,モルモン教徒じゃなくても入学は可能みたい。

バイトのブリガムヤング大学の学生も全体的にホスピタリティに溢れていて,良かった(中には,若いし,シャイなのか,やや無愛想なのもいたけど;笑)。たぶん,日本や韓国や中国からの留学生が,それぞれの国の観光ツアーの客を案内している。大学とセンター,教育(学生)と商売の需要と供給がうまくマッチしたシステム。脱帽。

とにかく,まぁ,そういう,やや一定の宗教に偏りが感じられる面もあるけれども,全体としてはポリネシア文化を楽しく学べるこのセンターは一押しである。

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