5/25/2014

滞在41日目。5月25日(日)の午前5時。

この週末から週明けのMemorial Day(戦没者追悼の祝日)にかけて,thunderstormになると天気予報で言っていた通り,昨日から天気が荒れている。珍しく一日中雨が降っていた。それも,いつもの小雨や霧雨ではなく,傘が必要なぐらいそこそこに。それでもしかし,降ったり止んだりではあるけれど。

この時期ちょうど,学校の卒業シーズンのようで,シャミナード大学もたしか先々週ぐらいが期末試験だとロバート(ボブ)が言っていたし,ニュースではハワイのどこかの高校から1980年以来初めてハーバード大学に合格して進学する生徒のことが,報じられていた。

たぶん,だからだろうけれど,昨日の晩は,若者たちが,おそらくは車か何かに乗りながら,大声で叫び奇声を発して,何度も通りを往復していた。卒業して羽目を外している,というところだろう。尋常ではない元気さです。

しかし,なぜこうして公の場で,大声で叫ぶのだろうか。なぜ叫びたいのだろうか。それは普段,こういうところで叫ぶことが抑制されているからだろう。公の場では,大声で叫んだりしてはいけない。もし叫んだら,場合によっては通報される。そういうタブーあるいは法を犯す快感がある。

また,なぜ卒業したら羽目を外すのだろうか。なぜ外したいのだろうか。それは普段,学校で抑制されているからだろう。我慢に我慢を重ねて勉強しているから,ようやく卒業したその日ぐらい,抑制を解きたい,解いても許されるだろう,大目に見てくれるだろう,ということか。

酒でも飲んでいるにちがいない。もし素面であれだけの奇声を夜な夜なずっと集団(男も女も)で上げていられるのだとしたら,アメリカの,あるいはハワイの(あるいはホノルルの)学生は相当歪んでいるぞ(笑)。

荒れ模様の天候と相まって,大雨の中,叫び続ける若者。嵐が興奮を促す。雨が身体に直接当たってびしょ濡れになるとなんとなく開放的な気分になるけれど(それは傘という人工的な緩衝材を取り払って,自然に帰る感覚がするからなのか),その開放的な促進剤が,若者の心を解放する。もう,大騒ぎである。

たまたまこの週末にホノルルに来た観光客のみなさんは,珍しく天候が荒れ模様だわ(せっかくのビーチやプールもこれでは台無し),夜はずっと奇声を聞かされるわで,散々だね。

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