5/05/2014

適応

滞在21日目。5月5日(月)の午前5時15分。

ホノルルにいる時間も長くなってきた。感覚的には,ときどきふと,なんで自分は今こんなところにいるのかという浮遊感あるいは非現実感と,その一方で,ここ最近のいつも通りの風景に違和感を感じなくなってきたのとが混在している。ちょうど過渡期なのかもしれない。

人間は(動物は),環境変化への適応のために,最初はやや興奮状態になる。ここに多幸感も伴うかもしれない。環境変化というストレスが掛かっているわけだから,そうした緊急事態に対応するための変化として,自律神経系・内分泌系・免疫系がフル稼働しているはずだ。短期間の旅行であれば,環境に適応しきらずとも,その多幸感を味わう興奮状態のところで,元の環境へ戻る。ああ疲れた,やっぱり自分の家が良いねぇ,うちの布団が一番だねぇ。

環境の変化はストレスである。短期ならそうしてすぐに元の環境へ戻れるが,今回のように中長期となれば元の環境にすぐに戻れない。であるならば,興奮状態にある内に,その環境にある程度適応しなければならない。興奮(躁状態)はいつまでも続かず,そのうちそおらく,相対的にうつ状態になるからだ。いつまでもその環境に不慣れなままだと,やっかいなことになる。

なんでこんなところにいるんだという一種の浮遊感や非現実感も,ちょうど興奮状態から冷めつつあるせいかもしれない。ここからが本当の意味での適応かも。たぶん。

昨日は夕方に,歩いてホノルル水族館に行ってきた。小さい水族館だけれど,展示は綺麗で,日本語での音声ガイドキット付き。印象に残ったのは,サンゴとクラゲとシャコ貝(giant clum)。

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