5/09/2014

ダイアモンドヘッド

滞在25日目。5月9日(金)の午前5時。

昨日は,初めてダイアモンドヘッドに登った。ハワイはオアフ島観光では定番のダイアモンドヘッドだが,今回初めて。ワイキキのビーチにいればほとんどどこからでも見える,海に向かって左手,南の方角にあるダイアモンドヘッド。

登るのに1時間,とよく案内や説明に書いてあるので覚悟して登り始めたけれど,混んでなかったので,小さい子ども二人と一緒に登っても30分で到着。急な斜面ではないけれど,岩場のデコボコ道が続くので,登りは結構疲れる。頂上のスペースはあんまり広くないので,混んでると大変かも。景色は最高である。

ただ,公共交通機関のThe Busで行くと,クレーターの外(山の裾)にバス停があるので,バスを降りてからクレーター内の登山道入り口まで15分ぐらい歩く。だからバス停から登山が始まってるのだ,とすればだいたい1時間ぐらいかかる計算だね,確かに。

しかし,これまでずっとでかい山だと遠くから見て思っていたけれど,実はぜんぜん大きくない。しかも乾燥しているためか生えている木々も少なくて低く,そのために山肌は露出しているので,山の形や大きさがよく分かる。山登りが得意だったり趣味だったりの人からすれば,これは山ではなく丘かもしれない。だから登山というのは大げさ。ただ,そう思ってなのか知らないが,ビーチ用のサンダルで来てる人をときどき見かけたけど,いくらなんでもサンダルはさすがにちょっと厳しいな。

登りながら思ったのは,こういう低難度の登山(あるいは中高難度のウォーキング)というのは,頂上を目指して,はあはあふうふうと息を切らせながら,全身を使ってのしのしと岩肌の荒い道を登っていると,だんだんそのことに集中し始める,没頭し始める,ということだ。意識はただ登ることで占められるようになる。ただ在るようになる。すると,視界が開けたときやふと見上げたときの景色を生き生きとありありと感じることができる。山登りっていうのは,要するに,マインドフルなのだ。だから人は潜在的に,あるいは,自然に,マインドフルになることを求め,そして,実践している。

後は,リズミカルな呼吸と運動によってドーパミンも出るかもしれない。これはまたこれで別の要素だけれど。

そういえば,頂上から麓のバス停辺り(ハワイ大学のカピオラニ・コミュニティー・カレッジがある辺り)までをコースとして,ランニングというかジョギングというか,とにかく,ワークアウトしている男性女性が大勢いた。ついでにバス停の方には野外にトレーニングマシンがたくさん設置されている。平らなところをただ走るよりも,こうして頂上まで行って降りてくる方が確かに負荷は高いし景色も良いし達成感も高いだろうね。

有名なホノルルマラソンってのもあるくらいだから,こっちではそこかしこで走ってる人をよく見かける。もちろん,日本でも最近ランナー人口も増えているみたいなので先進国では当たり前の風景なのかもしれないけれど,しかし,平日の午前中,暑い中,みなさん,精が出るなぁ。

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