滞在63日目。6月16日(月)の午前5時。
昨日,朝の稽古で站椿(立禅)をしていたら,胸の前で抱えている腕の中に,弾力のある(「気」の)ボールがあるかのようにありありと感じた。重力に反して腕が持ち上がるぐらいの弾力性。これは非常に面白い体験。
以前に一度感じた,手の平がぼんやり痺れるような温かくなるような感覚は,あれからまったくしていなかったけれど,今回のこれはなかなか良かった。こういう体験は,微細な身体感覚へ意識のチャンネルがピタリと合ったときに起こるのではないかと思う。
こういう身体感覚は,さあ体験するぞと身構えて体験するもの(できるもの)ではなく,日々実践しているとふいにやってくる。ふいにやってくるということは,微細な身体感覚への意識のチャンネル合わせを意識的にやろうとしてもできない,ということだ。
実践を続けていると,おそらくこの,ふいにチャンネルが合う機会が多くなるのかもしれない。自然に,合うようになってくる。合わせようとしてはいけない。自然に,勝手に,合うようになる。
実践しながら,気長にそれを待つ。
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