滞在69日目。6月22日(日)の午前4時30分。
ワールドカップのグループリーグも佳境に入ってきた。ESPN(とABC)で(ほぼ)全試合生中継(うちはESPN2が見られない)。そのときうちにいれば,テレビを点けて観ている。
そろそろ各グループの第二戦目が終わりつつあり,明暗が出始めている。強豪国としては,すでにスペインとイングランドの敗退が決まっている。
日本はまだ首の皮一枚,つながっている。最終戦のコロンビアに勝ち,コートジボワールがギリシャに負けた場合に限って,日本・コートジボワール・ギリシャ間で勝ち点が同じになり,後は得失点差で,決勝トーナメントに進出する国が決まる。
可能性としては限りなく小さいけれども,善戦してほしい。
全然関係ないけれど,そんなワールドカップの最中,お昼に食べたのがそーめん。こっちにももちろん,麺類は売っている。その中でも,そーめんは,安い。けっこう需要があるのかな。
一方,インスタントラーメンは,まぁ安いけれど,あんまり種類はない。「マルちゃん」が安くてどこでも置いている。記憶では,ウォルマートとかドンキホーテで,1袋当たり30~40セントぐらいだったかな。そして,味は期待してはいけない。まずくはないけれど美味くはない。当たり前か。ここはアメリカだからね。そう思うと,日本のインスタントラーメンの豊富さと味の良さは,驚嘆に値する。
そう思うと,改めて,日本は麺類が豊富だなぁ。当然,蕎麦もあるし,うどんもある。
そういえば,クヒオ通り沿いの「丸亀製麺」は,いつも長蛇の列である。見た感じ,日本人以外の客で賑わってるんだと思う。けれど,急に日本のうどんが食べたくなって入る日本人もいるのかな。うちはまだ一回も入ったことはないし,今のところ入る気もしない。日本に帰れば,そこら中にあるし。
日本食で思い出したけれど,当然,ワイキキにもそこここに日本食屋(寿司店とか和食の店とか)はある。しかし,店構えと雰囲気でギョッとしたのが,クイーン・カピオラニ・ホテルの1階奥にある「義経」という店。なんというか,駅前地下街の奥とか,繁華街の飲み屋が入った雑居ビルの地下の奥とか,とにかくお天道様の光の届かない<地下の奥>にある居酒屋のような,そんな店構えと雰囲気の日本食屋なのだ。
そんな日本の場末なオーラを発するお店が,クイーンと名の付くビーチに近いオシャレなワイキキのホテルの1階の奥を占めている。ホテルのトイレを借りようと入り口からロビーに入って,奥に目を向けたときに,発見した。正直,ギョッとした。カメラを持っていたら撮っておきたいと思うほど,店をまじまじと凝視してしまった。何かの見間違いか幻覚か,はたまた,これが現実なら日本趣味のオブジェかアトラクションかと思うほど,場末感がよく出ているものだから。
ついでに客層も見てみた。外から店内が丸見えなのだ。結構賑わっている。客は全員,東アジア人。たぶん,大半は日本人で,一部,もしかしたら中国人か韓国人と思えるお客さん。やや暗い店内で,みなさん,箸を持って,和食を頬張っておりました。日本趣味だがアメリカンテイストなアレンジの和食屋ではなくて,場末の居酒屋か蕎麦屋をそのまま持ってきたような,そんな日本食屋。
別に悪いことではないけれど,どうしてせっかくワイキキまで来て,こんなフルチャージな日本食屋で日本食を食べたいと思うのだろうか。滞在中に食べられる食事の回数も決まっているだろうに,なぜ?いや,これが日本人以外の観光客で賑わっているのであれば,なんら不思議ではないのだけれど,なぜ日本人ばかり?そんなに日本食が恋しいのか。やれやれやっとワイキキについた,腹も減ったし,まずはゆっくり天ぷら刺身定食でも食うか,ということか。わからん。
ただ,この「義経」,店構えと雰囲気と客層のそのフルコンボぶりに,日本人以外の人はもしかしたら,腰が引けて入れないかもしれない。
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