滞在49日目。6月2日(月)の午前5時。
昨日は日曜日で,ホノルル駅伝&音楽フェス2014というのを,カピオラニ・パークとその海側のビーチ辺りでやっていた。ようである。というのも,見物には行っていないけれど,ビーチに音が流れてきていたので,どうやらやっていたようである。
駅伝自体は,カピオラニ・パークがスタート&ゴールで,ダイアモンドヘッドの海側を走って戻ってくるコース。今年で2回目のイベントのようなので,今後も続くことを願う。
そうして音楽が漏れ流れるビーチで,昨日はシュノーケリングをしてみた。ウォルマートで一番安いシュノーケルセットを買ってきて,浅瀬の海面を漂ってみた。いつも行くビーチはクヒオビーチというところで,ここは小魚が大群で泳いでいるから,それを海面下で見てみようと思ってのこと。
なお,泳いでいるのは,たぶん,イワシか何か。グアムやパラオのビーチにいるような,トロピカルな色した魚が何種類も泳いでいる様子を期待してはいけない。大きいのと小さいとのいるから,それはそのイワシか何かの親と子なのか,それとも2種類別々の魚なのかはは,よく分からない。大きい方のやつはとにかく大群で,魚影が濃い。
日本なんかでもときどき公園でハトに餌をやるおじさんとかおばさんがいるけれど,ここクヒオビーチでも夕方に,イワシに餌をやりにくるおじさんがいる。パン一斤を片手に,つまんで引きちぎっては,撒いている。当然イワシは寄ってくる。そしてイワシが周りを回遊して渦になっているその渦の真ん中で,腰まで浸かりながらちょっと得意げな笑顔を浮かべるおじさん。
ハトで思い出したが,ワイキキの高級ホテル街の谷間に一軒,たぶん普通の民家があって,そこがハトの巣というか,居留地というか,休憩所というか,集会所というか,とにかくものすごい数のハト(こちらは主に白ハト)が屋根や庭などいたるところに所狭しといる,そんな家がある。いつ前を通っても,大量にいる。何のひねりもないけれど,うちはこれを「ハト屋敷」と呼んでいる。
と思って検索してみたらやっぱり他の人もみんな「ハト屋敷」と呼んでいた。
有名みたい。そりゃ有名だろうね,これ。ここだけ異空間・異世界で,まさに異様なオーラを発しているからなぁ。当の家主は構わないかもしれないけれど,視界に入る隣のホテルやコンドミニアムの住人は良い迷惑だろうなと,前を通る度に思う。もう見慣れたけど,最初はぎょっとした。
ワイキキの喧噪の中,連れ合いに先立たれ,独り身で寂しい思いをしていたところ,最初はなんとなくハトに餌やって,寄ってくるのが嬉しかったのが始まりで,それがだんだん嵩じて,とうとう今ではこうなってしまったのかなと,ハト屋敷の主の半生を勝手に想像する。勝手である。
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